ボフッ



「はぁ〜生徒証明書あってよかったぁ〜!!」


あたしはスウェットに着替え、ベッドに寝ころがった。

「裕也も拓真も悪いヤツじゃね〜じゃん!」


けど…もう会わないだろうな…


そう思うとちょっと寂しく思う自分がいる事に気がついた。


裕也に会えなくて寂しいのか…

拓真に会えなくて寂しいのか…


ちょっ…あたしこんなキャラ?



あたしが頭を抱えていると…携帯が鳴った。


〜♪〜〜♪♪〜♪


ピッ


「へいへい。紗輝奈?どったのよ?」


「相談したい事があんだけどさ………いい?」


「お―!!全然いいよ!どこに行けばいい?」


「じゃぁ学校前のファミレスで!!」


「らじゃぁ―!!」



あたしは財布と単車の鍵を持って家をとびたした。