「 達 じゃなくて 私 ! 」


先生はまた困惑
した表情を浮かべた。
困らせてる。
でも今が言うべき
なんだと思った。

「 私が居なくなったら寂しい? 」

もう、たまらなくなった。
こんな思いするのも、
最後にしたかった。

「 …それは 「 …せんせ 」


私は先生のネクタイを
クイッと引っ張って

先生の唇に優しくキスした。

ファーストキス。

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