お風呂からあがり、ゆったりとしたジーンズに足を通し、

軽く唇にリップを塗る。


唯一私の女らしい部分。自己満足だけれど。



そうこうしている内に時計は夜の9時前を示していた。


(ヤバイ遅刻しちゃう…)



足早に玄関を出た。
今日はバイトの日だ。