バカにされるのは慣れてるつもりだった。 嶋朋弥の連れてくる、 毎回違うけど必ず美人な彼女たちをみて 自分と比べてショックを受けたり、 比べることすらおこがましいんだと思って、 ずっと目をそらし続けてきた。 彼女たちと自分は住む世界がちがうのだと、 言い聞かせてきたのに…。 (現実は厳しいな…) ポツリとでかけた独り言を飲み込んで、 テレビを付けた。