「湊ちゃん?」
とあたしを呼ぶ声が。
振り向いてみるとそこには鈴原さんが。
…ヤバ。
「今日は外出禁止って言ったよね?なんでここにいるのかなぁ?」
超笑顔。だけど内心超怒ってる。
怒ってる鈴原さんには逆らえない…。
「すんません」
うるさい病棟に帰るハメになっちゃった。
…最悪。
ガラッと病室のドアを開ける。
そこにはチビ達とその親がいた。
「あら。湊ちゃん久しぶりねぇ」
「…ども」
優斗君の母親。
「今日は屋上行かないの?」
「鈴原さんに見張られてるんで」
夏騎&三月の母親。
…相変わらず居心地が悪い。
大体この時間になると3人の親が来る。
あたしはこの時間を狙って逃げ出すんだ。
だってうちの親は来ないから。
というか…来たことがない。
仕事が忙しいんだって。
ホントかどうかは知らんけど。
最後に会ったのが小さすぎて親の顔も思い出せない。
チビ達の母親が羨ましいと思う自分が嫌なんだ。
だからこの時間は逃げ出す。
…最悪。
今日は何もかもが最悪。
熱があるのも。
屋上に行けないのも。
居心地の悪い部屋にいなきゃいけないのも。
全部最悪だ。
その時。
鈴原さん登場。
「おっ部屋にちゃんといたか。」
「あんたが戻れって言ったんでしょーが」
「そらそーだ」
このヤロ…
「で何?」
「いきなりだけど今日から病室移動ね」
………
「はぁ!?…個室?」
うるさいこの部屋はもう嫌だ。
希望を込めて言ってみた。
「いや?2人部屋。」
「2人~?…誰と?」
「新しく入院してくる男の子と」
「ヤダ。」
あたしは即答。
男と2人?冗談じゃない。
あたしは男が大っ嫌いなのに。
「いや。ヤダとかじゃなくて。強制だから。」
「やーだー」
「わがまま言わない!ほら移動☆」
笑顔の鈴原さん。
この人が笑うと恐ろしい。
「はい…」
有無を言わせないんだ。
こうしてあたしは鈴原さんのいきなりの命令により
病室を移ることになった。
とあたしを呼ぶ声が。
振り向いてみるとそこには鈴原さんが。
…ヤバ。
「今日は外出禁止って言ったよね?なんでここにいるのかなぁ?」
超笑顔。だけど内心超怒ってる。
怒ってる鈴原さんには逆らえない…。
「すんません」
うるさい病棟に帰るハメになっちゃった。
…最悪。
ガラッと病室のドアを開ける。
そこにはチビ達とその親がいた。
「あら。湊ちゃん久しぶりねぇ」
「…ども」
優斗君の母親。
「今日は屋上行かないの?」
「鈴原さんに見張られてるんで」
夏騎&三月の母親。
…相変わらず居心地が悪い。
大体この時間になると3人の親が来る。
あたしはこの時間を狙って逃げ出すんだ。
だってうちの親は来ないから。
というか…来たことがない。
仕事が忙しいんだって。
ホントかどうかは知らんけど。
最後に会ったのが小さすぎて親の顔も思い出せない。
チビ達の母親が羨ましいと思う自分が嫌なんだ。
だからこの時間は逃げ出す。
…最悪。
今日は何もかもが最悪。
熱があるのも。
屋上に行けないのも。
居心地の悪い部屋にいなきゃいけないのも。
全部最悪だ。
その時。
鈴原さん登場。
「おっ部屋にちゃんといたか。」
「あんたが戻れって言ったんでしょーが」
「そらそーだ」
このヤロ…
「で何?」
「いきなりだけど今日から病室移動ね」
………
「はぁ!?…個室?」
うるさいこの部屋はもう嫌だ。
希望を込めて言ってみた。
「いや?2人部屋。」
「2人~?…誰と?」
「新しく入院してくる男の子と」
「ヤダ。」
あたしは即答。
男と2人?冗談じゃない。
あたしは男が大っ嫌いなのに。
「いや。ヤダとかじゃなくて。強制だから。」
「やーだー」
「わがまま言わない!ほら移動☆」
笑顔の鈴原さん。
この人が笑うと恐ろしい。
「はい…」
有無を言わせないんだ。
こうしてあたしは鈴原さんのいきなりの命令により
病室を移ることになった。