「はい、まだ途中の者もおると思うが 一旦提出してもらうな。 後ろから送ってきてくれ」 後ろからプリントが廻ってきて先生の手に渡る。 「じゃあ、今から一冊のノートを配る。 これは、何を書いてもかまいません。 ただし、俺とお前達の交換ノートだ。 使いたい時にだけ使って、俺に渡してくれ。 基本的に何でも相談にはのるが、 恋愛関係だけはかんべんな」 先生がそう言うと少し笑いが起きた。