公園に入って、池をボートで進んだ。

だんだん奥の方に行った頃、辺りはオレンジに染まっていた。

『ほら、見てごらん』

そう言って、優しく微笑んだ彼の指差す方は……


『――綺麗…』

オレンジの夕日が池に映ってキラキラ輝いていた。

そして……