「裕太。彼女さんと話し合って決めなよ。
べつに、ボツになってもかまわないからさ!」

「そうだな!決まったら俺か真実に連絡くれよ。」


「あぁ。そうするわ。ありがとな!」

「うん!いってらっしゃい!」





俺は2人に見送られて菜月の教室に向かった。











「・・・菜月。」

「あ!裕太っ!」


俺に気がついた菜月は可愛らしい笑顔で駆け寄ってきた。



「どーしたの??裕太が来てくれるなんて珍しいね♪」

「あ・・・うん。ちょっといいか??」


俺は菜月を連れて廊下に出た。




「あ、あのね!さっき調べたんだけど、竜安寺とかどう??
ほら、15個の石で有名な!
あとねー、上賀茂神社もいいなって想うんだけど・・・」



「あのさ。菜月。3日目はお前友達とまわれよ。」