「裕太ぁ。遅いよ!」

「ごめん、ごめん!」


後ろから聞こえる会話。






そっか・・・

彼女・・・か・・・。




裕太の笑い声が聞こえる。





ドクドクドク—…


傷口が更に広がって
出血が止まらなかった。