「詩音があの問題できないってちょっとびっくりだったなぁ。」
「あはは。
ちょっと考え事してて・・・
ぼけてた。」
「ぷっ・・・!
ぼけてたって・・・何歳だし。」
そう。
あの意味分からない数式は
基礎中の基礎。
なのにわからなかった。
だけど・・・
わからなかったあたしのバカな頭に
今は感謝してしまう。
だって
そうじゃなかったら
こんなふうに純と話せてなかったし
純の笑顔も見れなかったから・・・
まだ・・・
純に握られた左手が
熱かった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…