これ・・・


「なんだ??わかんないのか??」

「あ、す、すいません!!」


あたしはとりあえず純から貰った回答を黒板に写した。



「・・・よし、正解だ。
では次は—」



あたしはほっと胸を撫で下ろして
自分の席に座った。



「・・・あの。
ありがとね・・・??」


純にだけ聞こえるようにあたしは小さい声で言った。


「どういたしまして。」


にっこり笑ったその笑顔に

ドキッと胸が高鳴った。