え?え??
え、ちょっ・・・!!


あたし、多分今かお真っ赤だろうな。

だけど心臓がうるさくて



思考がついていかない。




純を見ると

「頑張れ」

と口パクで言った。



え??


純はみんなに見えないように

握った手を指差して



自分の席に着いた。




あたしはゆっくり握られた手を開く。






そこには


以前と変わらない純の文字で

数式の解き方が書いてある


ノートの切れ端があった。