「あ、あたしはこんな奴・・・!!」
「俺だってこんな奴・・・!!」
だからね。
かお真っ赤にして
説得力ないって(笑
「あたしトイレ行って来る!!!」
真実はそう言って走って行ってしまった。
真実かわいすぎ!!
「あ、あのさぁ詩音??」
「ん??」
さっきよりもかおを真っ赤にさせて
啓人は言った。
「頼み・・・あんだけど。」
「なに??」
「真実に変な虫つかないようにしてくんね??」
「はいっ??!」
それって・・・
見張るってこと・・・??
「あ、いや、束縛とかそんなんじゃねぇよ?
俺なんかめっちゃ自由にさせてもらってるし
俺だって真実を縛りたくないしさ。
だけど・・・・
やっぱ不安なんだよなぁ・・・。」
「不安・・・??」
「真実が他の男んとこ行っちゃうかもって想うとさ・・・。
ほら、今だって真実、俺の事否定っていうか・・・
どうでもいいって感じだったからさ・・・・。
俺の事もう嫌いなのかとか
振られたらどうしようよか・・・
もう俺、そんなんばっかで・・・。」