純の方も黙ったまま。



きっと、ほんとは嫌だよね・・・
あたしの隣なんて。




『そんなやつだとは想わなかった』

『わかりたくねぇよ。お前の気持ちなんて』



あそこまで言われて拒絶されちゃったんだもんね
あたし・・・。



純は優しいから
きっと笑ってくれてるんだと想う。



でもほんとはさ
ほんとは・・・




あたしだけじゃない?

変に緊張してるの。











ふと空を見上げる。




澄みきってて雲一つない空。







あたしの心も
いつかはこんなふうになってくれるのかな・・・??








そんなあたしの横顔を
純は静かに見つめていた—…