純の方も黙ったまま。
きっと、ほんとは嫌だよね・・・
あたしの隣なんて。
『そんなやつだとは想わなかった』
『わかりたくねぇよ。お前の気持ちなんて』
あそこまで言われて拒絶されちゃったんだもんね
あたし・・・。
純は優しいから
きっと笑ってくれてるんだと想う。
でもほんとはさ
ほんとは・・・
あたしだけじゃない?
変に緊張してるの。
ふと空を見上げる。
澄みきってて雲一つない空。
あたしの心も
いつかはこんなふうになってくれるのかな・・・??
そんなあたしの横顔を
純は静かに見つめていた—…
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…