「・・・・ひ、久しぶり。」

「・・・うん。」




何度も逢いたいと願った

何度も夢に出て来た

何度も想い返した




純が



目の前にいて






あの別れがフラッシュバックする。




「・・・純もこの高校だったんだ?」

「うん。
・・・詩音もそうだったんだ。
びっくりしたよ。」





何度も心の中で呼んだ

何度も独りでつぶやいた


君の名前




何度も聞きたいと想った

何度も夢の中でしか呼ばれなかった


あたしの名前





こんな簡単に言えて聞けちゃうなんてね…