「あたし、窓側だぁ♪」

「いいなぁ〜!
詩音、寝ちゃダメだよ!!」

「大丈夫だって!!」



2人で話していると


「真実!!」


入り口の方から声がした。




「啓人!!」



真実は可愛らしい笑顔で手を振る。



「誰??あれ、知り合い??」


そう聞くと真実はかおを少し赤らめて


「うん。あたしの彼氏なんだ。」


と言った。



「ごめん、ちょっと行って来てもいい??」

「もち♪ゆっくりしておいでよ☆」



にっこり笑いながら『ありがとう』と言って
彼の元へ走る真実の背中は

輝いていた。