裕太。ごめん。
「・・・明日。見送るから。」
「・・・うん。」
そして。
「なぁ。約束しようぜ。」
「約束・・・??」
裕太はあたしに小指を立てて言った。
「次逢う時までに・・・絶対お互い幸せになってること。」
ありがとう。
「うん・・・!!」
あたしたちは指切りをした。
何年ぶりにこうやって人と小指を絡めただろう。
幼稚園以来・・・かな。
「忘れんなよ。」
「絶対忘れない!」
優しく微笑む2人を
夕日が静かに照らしていた—
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