「詩音!!!!」 久しぶりに呼ぶ あなたの名前。 ゆっくりと振り向く、 久しぶりに見る あなたの姿。 「香織・・・・。」 久しぶりに聞く あなたの声。 「し「香織。あのね。」 あたしが話し始めたと同時に詩音があたしに 一冊のノートを渡した。 「これ。さっきの授業のやつ。 香織のぶんもノートとったんだ。 ほら、香織いなかったでしょ?」 はにかんだような詩音の笑顔。 何度、この笑顔に支えられてきたんだろう・・・