「今なら・・・・今ならまだ大丈夫だよ。」

「でも・・・」

「今言わないでいつ言うの??
それに、もう二度とチャンスが来ないかもしれないんだよ。」


「うん・・・」


「行って来なって!!」



「うん!!!!!!!!」




あたしは出口へと駆け出した。




「あ。純くんは、どうするの??」


もうとっくに授業が始まっている。

というより、そろそろ終わる時間。



「・・・俺は、も少しここに居るよ。」

「そっか・・・
ごめんね。授業・・・。」


「大丈夫。それよりちゃんと話が出来てよかった。」




「うん・・・。
ねぇ、純くん。」




ちゃんと言おう・・・

今言わなきゃ、後悔する。





前に・・・進む為に