「いつまで友情ごっこしてんの???
ばっかみたい。」
「ごっこ・・・??
あぁ、そっか。あんたたちは本当に人を好きになったり、大切にしたいって思える人がいないんだね。だから、自分のためだけに他人を平気で傷つけることが出来るんだ。」
「は??頭大丈夫??」
「あたし、事実しか言ってないけど??
あんた達こそ大丈夫??」
「まじこいつうぜぇ!!
っていうか、初めに悪口言ったりしたのは香織じゃん。
あたしらだけ責めんのやめてくんない??」
「そうやって自分の罪から逃げるんだ。
へぇ。弱いね。」
自分でもいろんなことが矛盾してるってわかってる。
自分勝手だってわかってる。
もう詩音は許してくれないかもしれないってことも・・・
それでも、詩音をバカにして
自分たちの幸せしか考えないこいつらが
許せなかった—