あたしは悪い想像を止められることができず
詩音を思いっきり睨んでしまった。
あたしは裕太くんと詩音を置いて純くんと改札口に向かった。
「あれ??純くんって、家反対方向だよね??」
あたしはわざとおどけて聴いてみた。
「・・・あぁ〜。うん。」
少しの沈黙のあと、苦笑しながら彼は言った。
「どうしてあっちから来たの??」
「ん・・・??あ、ちょっと用事があってさ。」
用事って、詩音に??
そう聴きたかったけどそのコトバを飲み込んだ。
こんなこと聴いて、重たいとか面倒くさいとか思われたくなかったから・・・