「なんで？なんで純にそんなこと言われなきゃいけないの？？」
あたしの頬を温かいものが伝う。
「なにも知らないくせに、偉そうなこと言わないでよ！！」
わかってる・・・
こんなの八つ当たりだってことくらい・・・
でも・・・止められなかった。
「純、なんも知らないじゃん！
あたしのことだって香織のことだって・・・！！」
「は？なに逆切れしてんだよ！
香織は傷ついたんだよ。
少しはわかってやれよ！！」
「香織だけじゃない！あたしだって散々悩んで苦しんだよ！
純だってわかってくれないじゃん！！」
ねぇ・・・
やっぱりあたしの気持ちは一方通行だったね・・・
「あたしだって純のこと好きだったよ！
でも純は違うんでしょ。
あたしの気持ちなんて迷惑なんでしょ！
うざいし邪魔なんでしょ！！！」
