「どうしたの??」
後ろから声が聞こえて
みんなが一斉に振り向く。
「香織・・・」
「どうし・・・。!!」
香織は黒板を見て顔が真っ青になった。
「香織!!!」
女子のほとんどが香織の周りに寄って、あたしに向かって言い放った。
「最低だよ。詩音。」
「自分勝手。まじひどい。」
「香織が可哀想じゃん。」
「親友なんでしょ??なに裏切ってんの??」
「っていうか普通は親友の恋を応援するもんじゃないの??」
「最悪・・・香織に謝んなよ!」
香織は俯いている。
なんで・・・??
あたしだって辛かったんだよ???
悩んで悩んで・・・苦しかったよ??