「・・・お前が・・・。」
好きだからだよ・・・
好きだから・・・
気付きたくないことも
気付いてしまうんだ・・・
「あたしが??」
「・・・馬鹿だから??」
「は??馬鹿ってなに?!ってかなんで疑問系なの?!」
「ぷっ!!お前、馬鹿じゃん♪」
「裕太よりバカじゃないよ!!」
「はいはい♪じゃあな!!」
俺はふざけた感じで言った。
辛い・・・・
早く家に帰りてえんだ・・・・
「・・・待って!!」
「・・・何??」
呼び止められて振り向くと
詩音が俺に言った。
あの泣き笑いのような表情で・・・
「今日・・・ありがとね、ほんとに。
・・・嬉しかった。」