笠原が目の前に立っていた。



「裕太くんよ純くんも・・・。
おはよう・・・。」


「香織、待たせちゃった??ごめんね。」


「ううん!!大丈夫・・・。」



こいつ・・・やっぱ性格悪いな。




詩音のこと思いっきり睨みやがった・・・






「・・・早くいこ!!」


香織は純の腕を掴んで改札口へ。




あぁ。
やっぱこいつ純のこと好きなんだな・・・



それで一緒に来た詩音に嫉妬か・・・



「女ってこえ〜な・・・。」


「はい??」


「・・・ほら、俺らも行こうぜ!!」



つい口に出しちゃったけど詩音はあんまり理解してない様子。





どんだけ鈍感なんだよ・・・



友情も・・・・・恋愛も・・・