1年生の教室の辺りまで来ると、雨の音しか聞こえないくらい静かになっていた。 この感じだと、理緒が保健室に来るのも時間の問題だったかも…。 もう少し気長に待ってるべきだったかな…? 自分のクラスの前に来て、少し後悔しながら教室をそっと覗こうとした時だった。 「理緒君…。私、ずっとずっと、あなたが好きだった…。」