その瞬間、由優は大きく息を吸い込んだ。 “大丈夫か?”と声を掛ける俺にコクコクと頷きながら乱れた呼吸を整えている。 「ごっ…ごめんなさい…。なんか…苦しくなっちゃって…。」 「嫌…じゃなかった?」 不安な想いを抱きながら聞くと、由優は頬を赤く染めて小さく頷いてくれた。 めちゃくちゃ可愛い…。 今の今まで感じていた不安なんて、一瞬にして嬉しさに変わる。