「俺、彼女なんて居ねぇよ?」 そのポジションは由優以外、有り得ねぇからな…。 「だけど…私聞いちゃったの…。前に空守君が熱出して、ここのベッドで寝ていた時に、うわごとで“カナ”っていう女の子の名前を呼んでいたのを…。」 “カナ”? 知らない名前だ…。 っていうか、女は基本的に由優しか興味がねぇんだよな…。 じゃあ、俺は何を呟いてたんだろう…。 あっ!!