「で…でも空守君…彼女さんが居るんだよね…?」 ん…? 彼女?? 困惑した声で聞く由優に、俺も戸惑ってしまった。 「彼女って…誰のこと?」 「えっ?」 由優は俺の胸に顔を埋めたまま驚いている。 でも、俺にも何のことだかサッパリ分からないから、答えようがないんだよな…。