なにげに長かったHRも終わり、
さっきサヨナラした教室に
まだ残っていた。


「あ〜んっ!一緒に部屋までかーえろ!
せーんせっ!さよーなら〜」


「おう。」


「あっ、うん♪」


あたしそういえば
寮の場所知らないや…

荷物はもう届いてる
はずだよね!


おっとっ!
先生に聞きたい事あった!


「先生ー?
あたしのコトどう思ってる!?」


直球で先生に質問した。


「えっ?… ゴホッ//
急にどうしたんだ?鷹嶺。」


「今日あったのにもう
生徒の名前覚えてんだ〜!
偉いね。笑
そうぢゃなかった…
なんか先生あたしにだけ
冷たいと思ってさぁ〜?」

「いや、そんな事ないぞっ?」


なーんだ!
なんでもないのか♪
これで成績も一安心!


「そか♪冷たくしないでね〜
さよなら!」


「おう。ぢゃあな…






ふぅ、まいったな‥‥」


うわ、急がなきゃ!


「あーんー!遅いよぉ!」


ぷんぷんとご立腹な
蘭様がもう既に下駄箱に居た。


「ゴメーン。
先生に質問してたー。」


よっと。
階段を飛ばし飛ばし
降りていたら、


「あっ!杏っ!」


3段いっきに降りようと
跳んだ瞬間目の前に人影が…

えっ?うわぁ!

ドーーーン!Σ


いたた…ー ん?

「…痛…くない…な。うん…。」