「祐也さん!何で?来ちゃダメなんじゃ…」


「?ダメ…って、何で?」


「他の人とか、祐也さんがいなきゃ困るって…」



理解した祐也さんが私の頭に手を伸ばす。




ぽん

「!」



「今休憩中だから。俺は未裕んとこ行ってくるって、ちゃんと言ってきたよ」



「そ、そか」



なんだか今の言い方、柔らかくて照れくさいな…




そうやって頭を撫でてもらってた時













「祐也、その子かわいー」



祐也さんの後ろからわらわらと、お兄さんやお姉さんがやって来た。



「えっ…あの…」



喋る隙など与えないとでも言うように、頭をもみくちゃにされたり、質問されたり…




「祐也、お前だけいい思いしてんな!」


そう言われてたり…



「ちょっ…どーゆう関係!?まさか、妹?」



…私はやっぱ妹に見えますか…


軽くショックだったり。




「何歳?高校生?」



「…あ、はい。こ、高校1年です」



やけに堅苦しい言い方をしてしまった。