「―――。はやく、 はやく、 はやく光って…。」 男の子は 待っている相手の 名を呼びながら 光を せかしました。 「―――…。 いつまでも、待ってる。 だけど… 僕、もう、眠いよ。 さむいし、 お腹が減っちゃったんだ。 ねぇ……お願い。 はやく、光って…?」