ーーーーーーーーーーーーー―――――――― 冬の夜。 深い深い 公園の森に 小さな小さな 人影が一つ、 ぽつんと佇んでいます。 その人影は 誰かを待って居るようでした。 一つ 小さなため息をつきました。 手と足先には もう 感覚はなく、 耳も鼻も真っ赤に染まっていて、 その場所で 誰かをずっと 待っていたようでした。 もう一度 小さなため息をつきました。