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冬の夜。
深い深い
公園の森に




小さな小さな
人影が一つ、
ぽつんと佇んでいます。






その人影は
誰かを待って居るようでした。





一つ
小さなため息をつきました。




手と足先には
もう
感覚はなく、
耳も鼻も真っ赤に染まっていて、



その場所で
誰かをずっと
待っていたようでした。





もう一度
小さなため息をつきました。