私は 公園に足を踏み入れる。 奥へ 奥へ 奥へ。 途中、 鉄棒 すべり台 砂場 シーソーを通り過ぎる。 最後に 森へ続く 白い錆び付いた 私の背より少し低い柵を ひょいと越える。 冬の枯れ木で 生い茂った森。 ――――私は 冬の森が好きだ。 寂しいじゃんって いう人もいるけど 私は この スッキリした 森の空気や 白く光る霧。 気持ちが落ち着く…。