カラカラ、、、 「…。」 『……。』 自転車の車輪が回る音だけが響く。 カラ…。 あたしの家の前でその音が止まる。 「…じゃっ、ばいばい。」 『ん。じゃあな。』 …カラカラ 車輪の音が遠ざかっていく。 …ガチャ。 「はぁ〜。」 玄関のドアを閉めたとたん大きなため息。 今日もまったく会話なし。 もう毎日、 こんな感じ。