「いや～。さっきの風は春一番だったのかなぁ。すごかったなぁ」
先生は、最初に考えたしらを切り通すことに決めた。
「いや～。先生の髪の毛の方がすごかったですよぉ。」
とりなは嫌味まじりに先生に対抗する。
先生は、核心をつかれてとても焦る。
先生は考えた。
このままでは、やばい。
こいつに怯えながら三年間過ごすなんて絶対いやだ。
「いや～。何を言っているのかなぁ。君は。あははは。
ですよね、佐藤様？」
とみずきに話をふりかける。
するとみずきは急に話かけられ、びびって答える。
「えっ！まぁ、先生がハゲでもわたくしは嫌ったりしませんわぁ～」
と焦りながら言う。
先生は顔が真っ向だ。
この先生の三年間はきっと地獄のように大変だろう。
りなは、
「うっわ～。みずき単刀直入すぎ。かわいそう。」
と言いながら笑っている。
「あっそう言えば、この方はわたくしに何の用があったんでしょうかぁ～」
と思いついたように言う。
