2人が笑い飽きた頃に先生が来て、朝のHRが始まる。


「今日の欠席者は~・・・」

と、担任の拓ちゃんは呟く。

「森慎太郎がいないなぁ・・・遅刻か?」


みずきは後ろの席の千春にたずねる。

「森慎太郎ってだれですのォ?」

親切な千春は優しく答える。

「えっと・・・昨日、みずきちゃんにつっかかってきた人だよ。」
「そうですのォ。」


話をしていると、いきなり先生に呼ばれる。

「佐藤!!なんだっ、その服は!昨日制服を着て来いっていっただろ!」

するたいきなりみずきのボディガ-ド2人が先生の前に立ちはだかる。

「これは!旦那様が、みずきお嬢様のために一生懸命フランスから特注で仕入れてきた服なんです!!明日みずきお嬢様が、お召し物に困らないようにと・・・ぅぅっ」

なぜかボディガ-ドの2人は、サングラスをかけててよく見えないが、泣いているようだ。


その反応に先生はあきれた様子で言う。

「いやいや。泣かれても・・・。校則は校則ですし、服なら制服を着てたら服に困ることないでしょ、普通に。」