「みずきんち行きたいんやけど・・・あかん?」

あゆに聞かれてみずきは迷う。


どうしましょう・・・。
さきさん以外に友達を家に呼んだことありませんのに、緊張しますわァ~。
最近いいことがありすぎですわァ~。
きっと、そろそろ不幸がやってきますわァ~。

でも、せっかくのお誘いですもの。
断る理由もありませんし、今日は何も用事がないですし、大丈夫ですわァ~。




「別に大丈夫ですわァ~。いったん、家に帰ってからこられます?」
「うん。そうするね。」
「お菓子持っていったるわ。」

りなとあゆは返事をする。



「そういえば、お二人は何の部活に入られますのォ~?」

みずきはいきなり話を変える。
それにりなは勢いよく答える。

「あたしは茶道部だよ。お茶好きだし、お菓子も食べられるし。一石二鳥じゃん。」
「あたしは剣道部や。小さい頃からやってたし。みずきはどうするん?」
「わたくしは、花が好きなので花道部に入ろうと思いまして。」
「そうなんだ~。この学校部活の種類多いよね。」
「文化系やけどな。」



そんな話をしている間に教室に着いた。






ドンッ