4月12日  8:00

今日は中学生活2日目ですわァ~。
昨日は7人友達ができたので、今日5人以上作るようにがんばりますわァ。


パタンッ


いつもどおりの日記を書き終え、鞄を持ち、下へ下りる。


この家には階段がない。上へ上がったり、下へ下りるときは、エレベ-タ-を使う。



チ-ン


エレベ-タ-から美朱稀は下りる。

「お父様、おはようございますわァ~」
「おはよう、みずき」
「学校へ行ってまいりますわァ~」
「あぁ、いってらっしゃい」


いつもどおりの会話にいつもどおりの朝。
今日も、昨日同様、校門の前に車を止め、赤いじゅうたんの上を通り、校舎へと入る。


すると、後ろから足音が聞こえた。

『み~ず~きっっ』

大きな声と共に2人が背中をたたく。


「おはようございますわァ~。りなさん、あゆさん。」

「o('A`)oオッヽ('∀`)ノハー 」とりな、
「おはよ-さん」とあゆが言う。


すると、2人はみずきを見て笑い出す。

「今日もドレスかよっ」
「今日のドレスは赤ですか~・・・ぎゃははははっ」


2人は笑い飽きた頃にりなが口を開く。

「みずき~。」
「何ですのォ~?」
「今日みずきの家行っていい?」
「・・・えぇっ!!?」
「はい、決定♪」

勝手に決定してしまう。