玄関のところで
受付を済ます。
掲示板のある場所は玄関を入ったすぐにある。

人だかりができて、全然見えない。

「最悪~。全然見えないんですけど…
しかも髪ぐちゃぐちゃになるし」

と犂娜は背伸びをして、一生懸命見ようとしている。
しかし前の人々は
犂娜よりも断然、背は高くて
全然見えない。

そんな中、
「ほな、あたし見てくるで~」
とあゆは言い。
人だかりの中を突進しながら、進んで行く。
「すごっ。」

と言いながら犂娜は見ている。

「あゆさん~。
大丈夫ですのォ~?」

と実朱稀が呼ぶ

すると人々は一斉に実朱稀を見て、
「おい、早くあけろ」

「早くしないとボディガードみたいなのに殺されるぞ」



みたいな事を言い合い
掲示板の周りには誰も居なくなってしまった。


あら。皆様親切な方々ですわァ~。
私達が見えないのを察知して退いて下さったんだわァ~。


と勘違いをして喜んでいる。

多分さっきの言い合いが聞こえなかったのだろう。