心優に対するこの気持ちを
まるごと消し去ってしまえたら


どんなに楽だろう──・・・

やるせないな──・・・


抑えようのない

やり場のない


心優への

──────愛しさ





俺はつい出そうになった


深い深いため息を

静かに押し込んだ




この気持ちと共に胸のずっと
奥の奥に静かに閉じ込めて



誰にも

ソレを見せないように



しっかりと

“弟”の仮面をつけて・・






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