「碧君･･･翼知らない？」

「翼？あいつは今購買行ってるよ」


「そっか。ありがとう」


翼は直ぐに見つかった


何でかな？

見慣れてるせい？

どんな人混みの中にいようと
翼の姿だけはあたしの眼に
はっきりと映るんだ･･



「翼っ！」


「心優？」



あたしの声にキョトンっ
･･･とした翼の顔は

あまりにも間抜けで･･･

この顔で凄(すさ)まじい
ケンカをするなんて


想像も出来なくて



つい･･･笑ってしまった。





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