本当無防備に寝やがって
俺は寝ている心優に向かって
心ん中で問い掛ける
────心優?
お前は俺以外の男にも
そんな無防備なアホ面を
拝ますのか?
お前はいつか・・・
俺の所からいなくなる
俺じゃない他の男を好きになって
その男のモノになっちまう
だから・・・だからさ
せめてその時まで──
“俺だけの心優”
で居てくれ・・・・
その時まで俺の隣に居ろよ
何で俺は心優の弟なんだ・・・・・・
神様はどうして俺に
“弟”
っていう道しか
与えてくれなかったんだ・・・
けれど・・・
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