俺は芹澤を殴った拳を見つめた


ボコっ!!

頭に鈍い音が響いた



同時にじわっ・・・と血の味が
俺の口の中に広がった



くそっ・・・
思いきり殴りやがった



そして言い放つ


「心優に伝えとけよ
女にすんのは無理だけど
セフレならいつでも歓迎してやるってな」



ニヤニヤしながら俺に言う芹澤



お前は心優を踏みにじった



完璧にキレた俺は


再び拳を芹澤の顔にのめり込ませた



凄まじい音と共に
芹澤はその場に倒れ込んだ



当然だ

俺はやり場のない怒りを
壁にぶつけた







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