『受験』

その2文字があって、俺は乃愛と遊ぶのをずっと我慢していた。

付き合う前も
本当は休日だって遊びたかった。

だけどしょうがねーだろ??
乃愛にはどうしても合格して欲しかったんだから。


だけど、それが逆に乃愛を不安にさせてたんだよな・・・。
ごめんな、乃愛。



乃愛と遊ぶのを我慢してたんだから
もちろん他のどうでもいい女とは遊ぶことなんて絶対にしなかった。


ずっとずっと断り続けてバスケばっかりやっていた。





だけど、そんなある日——・・・・



いつも買ってる雑誌のある一部分に

俺の目は釘付けになった。




それは、俺たちが付き合い始めて数日が経った日にさかのぼる・・・・