† † †
『…わざわざ送ってくれてありがとう!』
「いや、手伝わせたからな。それに俺も助かった。一人じゃいつまでかかったかわからない。」
『全然っ…!
渡辺くんと二人で色々話せて楽しかった!』
ニコッと笑いながら言った
って、あ!
私ってば何を大胆に…!
家の前で顔を真っ赤にして固まる私
「…フッ」
痛い痛い沈黙を破ったのは意外にも渡辺くんだった
「春野はおもしろいな。人前で笑うのは久しぶりだ」
口元を抑えてクスクスと笑う渡辺くん
凄い貴重かも…
「じゃあ、また明日。」
『あっ、うん!シャツ、明日返すから!ホントにゴメンね!!
あの、ありがとう!!』
「また明日。」
渡辺くんはひらひらと手を振りながら去っていった
『渡辺くん…』
今日は凄く凄く良い一日になりました…