『…ゴメンなさい!』

「別に気にしなくていい。」

私、鼻血を吹いてしまって…
渡辺くんの制服にぶっかけちゃったのです!!

『ゴメン、渡辺くん可愛くて…』

恥ずかしい…!

「…可愛いといわれても男は嬉しくない。」

その拗ねたような顔も可愛いんですってば!!


『でも、言ってくれたら私も、菅ちんだって手伝ったよ?』

鼻血が止まったようなので鼻に積めていたティッシュをとる

「いや…。春野はクラスでも委員長をやっているからな。
さすがに、大変かと思ったんだ。
色んな面倒ごと引き受けて最近休んでもないだろ。」

ドキッと胸の奥がなった気がする

渡辺くん、私の事見てくれてたんだ…


『ありがとう…』