半分混乱している桜ちゃんを菅ちんが後ろから抑えた

「ストップ!ペンキなんか制服に付いたらとれないんだし、親御さんに怒られるだろ!?
俺が明日にでもやり直すから、気にすんなっ!」

菅ちんが苦笑ながらもニッと笑う

「あたしがするって!ホント、ごめん!」

『良いよ良いよっ!桜ちゃんは明日遠恋中の彼氏と久しぶりのデートって言ってたじゃん!
私も明日手伝えるから気にしなくて大丈夫っ!』

「美鈴っちぃぃ…
ごめんねぇぇ!」

ガバッ と半泣きで抱き付いてきた桜ちゃん


『あはは、気にしないで?私も少し不注意だったし!』

「じゃあ今日は時間も時間だし解散するか!
とりあえず明日の昼休みで委員会の方は最後にするから、足りない分は委員長に任せなさい!」

『まっかせなさい!』

菅ちんと肩を組んで皆にピースする。
皆はありがとう、と言って帰っていった

…明日で間に合うかなぁ。

まだ文化祭本番までは時間があるけど他の事もしなくちゃだから…

あぁ、大変かも…



「………」