† … † … †


『渡辺くんっ!そのペンキ貰っていい??』

「ん、あぁ。」


私達は今、委員会の方の看板作りをしている。
今、二人で看板最後の【大会】の部分を塗っていたところ!

委員会の分はもうそろそろ終わる。

クラスの方もあるので委員会の方の時間はもうそろそろTime Overなのだ



ピンク色のペンキを貰おうとした時…

「おわっとっ!」

ガシャンッ
ベチヤッ


『あ!』「あ。」

「うげっ!」


私と渡辺くんの間でペンキが渡されようとした時…
二年生の男子と暴れて、よそ見をしていた桜ちゃんがペンキを看板の上に蹴り飛ばしてしまった。

「うわわわわっ!!
ごめん美鈴っちなべっち!
最悪だぁあああーっ;;」

桜ちゃんが大慌てで近くにあった新聞紙で看板を叩く。


『さっ、桜ちゃん駄目だよっ!服汚れる!』

「でもおぉぉ;;」