「はい」


來はソファの前の
テーブルに
紅茶とクッキーを置いた。

『ありがとう』


今日の來は優しすぎる。


今日なら、今なら、
絶対言える。


『…あのね!!來!!』


「ん??」


來はソファの後ろにある
ベットに座った。


『…アタシ…』


長年思ってきた
來への気持ち。


アタシは…來がね…?


『…好き…なの…』


「…え?」


『來が好き!!』


何十年の思いを、今…
伝えた…――